はじめに(TECHWEEDの考え方について)
ここに掲載している内容は、TECHWEEDがこれまでの現場経験をもとに考えている一つの考え方・一つの案です。
業種や規模、社内体制によって最適な方法は異なり、必ずしもこれが唯一の正解というわけではありません。
TECHWEEDでは、「便利さ」と「リスク」の両方を理解したうえで、それぞれの状況に合った選択をすることが大切だと考えています。
- 会社のWi-Fiを、社員やアルバイトの個人スマホ・パソコン、来客者につないでもいいですか?
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基本的には、業務用のWi-Fiに個人端末や来客者の端末を接続することはおすすめしていません。
業務用ネットワークに第三者の端末を接続すると、
情報漏洩やウイルス感染などのリスクが高まる可能性があります。どうしても接続が必要な場合は、
業務用とは分離された「ゲストWi-Fi」を用意することが望ましいと考えています。第三者の利用を前提とする場合は、
最初からゲストWi-Fi機能を備えた機器やネットワーク構成を選ぶことも、
一つの方法です。
- 仕事でホテルなどのフリーWi-Fiを使ってもいいですか?
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基本的にはおすすめしていません。
フリーWi-Fiを業務で利用すると、
個人情報や企業情報の漏洩、ウイルス感染、アカウントの不正利用など、
さまざまなリスクが考えられます。やむを得ず利用する場合は、
VPNを併用するといった対策も一つの手段です。ただし、社外で業務を行う機会が多い場合は、
フリーWi-Fiに頼るのではなく、
モバイルWi-Fiやテザリングなど、専用の通信手段を用意することをおすすめしています。
- 実際に業務でクラウドサービスはどうなんですか?
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クラウドサービスは、BCP対策の面でも非常に便利だと感じています。
どこからでも業務データにアクセスできるため、在宅勤務や外出先での作業がしやすくなり、業務効率の向上にもつながります。一方で、ネットワーク環境に依存する点や、クラウドサービス側の障害によって業務が止まってしまう可能性もあります。
そのためTECHWEEDでは、
クラウドにすべてを任せきりにするのではなく、定期的にNASなどのローカル環境へバックアップを残すといった運用も、一つの方法としておすすめしています。
あくまで状況に応じた考え方ですが、「便利さ」と「リスク」の両方を理解したうえで使うことが大切だと考えています。
- クラウドサービスによって、どんな違いがありますか?
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クラウドサービスは、金額や容量だけでなく、設定できる範囲や使い勝手にも大きな違いがあります。
企業によって、
- セキュリティを重視したい
- アクセススピードを優先したい
- 社員のモラルや運用ルールを重視したい
など、何を優先するかはさまざまです。
実際に導入したケースでは、
「セキュリティは高いが、画像の読み込みが遅く使いにくい」
「アップロードに時間がかかり、失敗して困った」
といった声を聞くこともあります。そのため、サービスの特徴と業務内容が合っているかを確認したうえで選ぶことが大切だと考えています。
- 社員に支給するスマートフォンやパソコンは、どう管理すればいいですか?
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一つの方法として、MDM(モバイルデバイス管理)の導入があります。
MDMを導入することで、
- 端末の利用状況やログの管理
- 不要なソフトのインストール防止
- 紛失時の遠隔ロックや初期化
といった対応がしやすくなります。
また、シングルサインオン(SSO)を導入することで、
1つのID・パスワードで複数のクラウドサービスにログインでき、
管理者・利用者双方の負担を減らすことができます。あらかじめ端末証明書がインストールされたデバイスのみアクセスを許可するなど、
セキュアな運用を実現することも可能です。
- 会社のスマートフォンの容量が少ないので、MicroSDカードを入れて容量を増やしてもいいですか?
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基本的には、業務で使用するスマートフォンにMicroSDカードを追加することはおすすめしていません。
スマートフォン本体であれば、
紛失や盗難時に遠隔で初期化(ワイプ)を行える場合がありますが、
MicroSDカードに保存されたデータは、
遠隔で初期化できないケースが多いのが実情です。また、遠隔初期化は
端末がネットワークに接続された際に実行されることが多く、
その前にMicroSDカードを抜かれてしまうと、
データが第三者の手に渡る可能性も否定できません。こうしたリスクを考えると、
業務用スマートフォンの容量不足については、
MicroSDカードで補うのではなく、- 容量に余裕のある端末を選ぶ
- クラウドストレージの活用を検討する
- 保存するデータの整理・運用ルールを見直す
といった方法を検討するほうが、安全性の面では望ましいと考えています。
- 会社のPCには有料のウイルス対策ソフトを入れた方がいいですか?
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企業利用であれば、有料の法人向けウイルス対策ソフトの導入をおすすめしています。
法人向け製品では、
管理者が各PCの状態を一元管理でき、ウイルスの検知状況や不審な動きを把握しやすくなります。ただし、
ウイルス対策ソフトを入れたからといって、100%安全になるわけではありません。最近では、
サイバー攻撃の兆候を検知・分析し、対応を支援する
EDR(エンドポイント検知・対応)といった仕組みもあります。企業としては、
「どこまで守るか」を考えたうえで、段階的に検討することが大切だと感じています。
- 仕事でAIを導入したいのですが、何を重視すればいいですか?
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まず重視したいのは、情報漏洩のリスクをどう防ぐかです。
AIサービスを選ぶ際は、
- 入力した情報を学習に使わない設定ができるか
- 法人利用に適した契約形態か
といった点を確認することが重要です。
また、社内で
「何を入力してよいか」「何を入力してはいけないか」
といったガイドラインを決めておくことで、
個人情報や機密情報の漏洩リスクを下げることができます。
- アルバイトに会社のパソコンで入力作業をしてもらいます。注意することはありますか?
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まず注意したいのは、
社員が日常的に使用しているパソコンを、そのままアルバイトに使わせないことです。社員のメールや業務データ、社内システムなどに
容易にアクセスできる状態のまま作業を任せてしまうと、
意図せず情報漏洩につながる可能性があります。また、
社員用アカウントのIDやパスワードを共有することも、
セキュリティ上おすすめできません。対応策としては、
- アルバイト専用のパソコンを用意する
- ゲストアカウントや作業専用アカウントを作成する
- 入力作業に必要な範囲以外へアクセスできない設定にする
といった方法があります。
「信用していないから制限する」のではなく、
トラブルを未然に防ぐための仕組みづくりとして考えることが大切だと、
考えています。
- ドローンを飛ばすのに資格は必要ですか?
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必要ありません。
一般の方でも、
ルールを守り、必要な手続きを行えば屋外でドローンを飛行させることは可能です。ただし、
飛行場所や方法によっては申請や許可が必要になる場合があるため、事前の確認が重要です。
- 業務でドローンを使う場合、産業用ドローンでないとダメですか?
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目視点検レベルの業務であれば、
必ずしも産業用ドローンでなくても対応できる場合があります。現在の一般向けドローンでも4K撮影が可能な機体は多く、
業務内容によっては十分な画質を確保できます。ただし、
- ズーム性能
- 暗所での撮影性能
といった点では、産業用ドローンのほうが優れている場合が多いため、
業務内容に応じた機体選びが重要です。
- ドローンで包括申請を行いました。どこでも飛ばしていいですか?
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包括申請をしていても、どこでも自由に飛ばせるわけではありません。
実際には、
- 飛行計画の通報
- 土地や施設の管理者の許可
- 場所によっては道路使用許可
などが必要になる場合があります。
「仕事だから大丈夫」という考え方は通用せず、
飛行場所ごとのルールを確認することが大切です。
- ドローンの補助者は、誰でもいいですか?
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資格は不要ですが、ドローンの知識がある人が望ましいと考えています。
実際に、
操縦者が目視外飛行をしていた際、
補助者が十分な周囲確認を行わず、
指示どおりに飛行させた結果、
ドローンが木に衝突したケースを聞いたことがあります。補助者は「いるだけ」ではなく、
安全を支える重要な役割を担っています。
- ドローンの練習は、どこですればいいですか?
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屋内の飛行可能な施設や、有料の練習場をおすすめしています。
「無料だから」と公園などで飛ばしてしまうと、
法律や条例に違反する恐れがあり、
トラブルにつながることもあります。実際、多くの公園ではドローンの飛行が禁止されています。
安心して練習するためにも、
飛行可能な場所を選ぶことが大切です。
- DJIのドローンが高度30m以上飛行できません。なぜですか?
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ドローン側の安全機能によって高度や距離に制限がかかる場合があります。
実際に、一般向けのDJIドローンを
GPSが入りにくい山間部で調査に使用した際、
高度制限や距離制限がかかった経験があります。これは故障ではなく、
ドローンが位置情報を十分に取得できない場合などに、
安全上の理由から自動的に制限をかける仕様と考えられます。そのため、
- 飛行場所の環境(山間部・谷間・電波状況)
- GPSの受信状況
- 機体や設定の状態
といった点を事前に確認することが大切です。
- DJI RC送信機で地図が表示されません。なぜですか?
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DJI RC送信機で地図を表示するには、
インターネット接続が必要になります。DJI RC単体では通信できないため、
- スマートフォンのテザリング
- ポケットWi-Fiルーター
などを利用して、Wi-Fiに接続する必要があります。
また、地図が正しく表示されるためには、
十分な数のGPS衛星(10機以上)を捕捉していることも重要です。
周囲の環境によっては、地図が表示されるまでに時間がかかる場合もあります。インターネットに接続できない環境で使用する場合は、
事前にオフラインマップをダウンロードしておくことで、
現地でも地図を確認できるようになります。
