はじめに
シリーズ最終回では、ドローンを実際に現場で使い、実績報告を経て補助金を受領するまでの道のりをお伝えします。


ステップ⑦:ドローンを業務で活用し実績を作る
教育が完了したら、いよいよ現場での運用開始です。
とはいえ、ドローンを購入したからといって、すぐに単体で実績を上げるのは難しいのが現実です。
まずは利益を重視せず、実際の現場でドローンを使ってみるところからスタートしました。
こうした積み重ねが、今後の本格導入や実績づくりにつながっていきます。
ステップ⑧:実績報告書等を提出し補助金を受け取る
補助金申請の最終ステップは、実績報告書等の提出です。
● 提出書類の一例(実績報告時)
- 実績報告書
調査場所、ドローンを飛行させるまでの流れ、実施内容や結果を記載し、写真を添付。また、提供したサービスの費用(単価・内訳など)も明記。 - 経費に関する証明書類
実際にかかった金額と、それを証明する書類一式。
例:請求書、領収書、支払いが確認できる通帳のコピーなど。
※インターネットバンキングの画面コピーは基本的に不可。 - 購入物の証拠写真
購入したドローン本体、周辺機器、ソフトウェアなどの現物写真。 - その他、補助金窓口から求められた書類
● 修正対応と支給完了
私の場合、3回ほど修正要請が入りました。正確かつ迅速に対応することが鍵です。問題なければ、数か月以内に指定口座へ振込まれました。
まとめ:ドローン事業は「本気で取り組む価値あり」
ドローン事業の立ち上げには、計画から運用まで1年以上かかるケースが多いですが、補助率50%・最大500万円の補助金支援を受けられる可能性があります。
事務手続き、現場での運用、実績報告までを含めた一貫した体制づくりが成功のカギとなります。
実際に私の場合は――
- 9月~翌年5月:事業計画を立て、その後人材開発支援助成金を活用して「二等無人航空機操縦士(国家資格)」を取得
- 6月~翌年3月:新規事業向け補助金を活用し、ドローンや関連機材の導入、社員教育、実績作り、事業立ち上げへ
書類の作成などもゼロから始めたため、準備から完了までに約1年半かかりました。
それでも、しっかり取り組めば補助金や助成金の支援を受けながら、安全かつ確実に新たな分野へ踏み出すことができます。
ドローンは、導入直後にすぐ利益をもたらすものではありません。
しかし、生産性の向上や新たな案件の獲得に直結する可能性を持った、将来性ある分野です。
本シリーズが、これからドローン導入を検討している方々にとって、実践的なガイドとなれば幸いです。


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